資産運用

【米国高配当株ETF】VYMは魅力的な不労所得となりうるのか?

VYMは2006年に設定された米国高配当株ETFで、SPYDHDVの米国高配当株ETF3兄弟の中でもっとも歴史が古いです。

ドグ
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ETF=投資信託として考えてくれればOK!

米国高配当ETFで最初に知ったのはこのVYMでした笑

VYMは高配当銘柄の中でも大企業を中心に組み入れているのが特徴です。

今回はそんなVYMが魅力的な不労所得になりえるかについて書いていきます。




VYMは超優良企業を中心に組み入れた高配当ETF

まずはVYMの特徴を一覧にしてみました。(一部参考:VYM運用実績(2019年6月30日時点))

配当利回り 3.44%(2019/11/9時点
設定年 2006/11/10
経費 0.06%
運営会社 バンガード(米)
純資産規模 $332.25億
銘柄数 421銘柄
ベンチマーク FTSEハイディビエンド・イールド・インデックス
1年トータルリターン 8.66%
3年トータルリターン 10.27%
5年トータルリターン 8.99%
10年トータルリターン 14.15%

気になるのは配当利回り3.44%組み入れ銘柄数です。

これほど多くの企業に分散しながら高配当が実現できているのは、今後も安定した利回りが期待できるのではないでしょうか。

これらの特徴をもとにVYMについて深掘りしていきます。

VYMのここが気になる

VYMの運営会社はどんなところ?

運営会社はアメリカのバンガード社で、世界で2番目の運用資産残高を誇っています。

バンガード社は国内で人気の楽天VTIの大元のETFであるVTIを設定している企業でもあります。

バンガード社の強みは圧倒的な顧客目線です。

ぜひ公式HPの「CEOからのメッセージ」を読んでほしいのですが、顧客のためにできる最善が何かを常に考えてくれていることがわかります。

また言葉だけでなく行動でも示しており、投資会社にとってメインの収益源であるETFの手数料を少しでも下げる努力をしています。

この実績だけでも信頼に足りる企業であることがわかるのではないでしょうか。

銘柄の選定基準はなに?

銘柄はベンチマークであるFTSEハイディビエンド・イールド・インデックスを基に決められています。

ドグ
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FTSEハイディビエンド・イールド・インデックス?

あまりピンと来ませんよね笑

ざっくりいうと高配当株の中で特に大型株を中心に構成されたベンチマークです。(REITは除く)

上位10位銘柄と下位10銘柄を見てもらうとわかりやすいと思います。

上位10銘柄

銘柄 組み入れ比率 時価総額
JPモルガン 3.6% 1,267,323,581USD
ジョンソン&ジョンソン 3.3% 1,164,225,154USD
P&G 3.0% 1,041,208,363USD
エクソンモービル 2.9% 1,012,307,467USD
AT&T 2.7% 936,010,354USD
ベライゾン・コミュニケーションズ 2.4% 846,291,565USD
インテル 2.2% 773,915,208USD
シェブロン 2.2% 765,744,695USD
メルク・アンド・カンパニー 2.1% 734,432,366USD
シスコ・システムズ 2.1% 717,319,804USD
26.5%

 

下位10銘柄

銘柄 組み入れ比率 時価総額
ゲートハウス・メディア 0.005% 1,785,109USD
シュニッツァー・スチール・インダストリーズ 0.005% 1,757,030USD
ガスログ 0.005% 1,736,767USD
ファースト・ファイナンシャル 0.005% 1,602,956USD
ナショナル・プレスト・インダストリーズ 0.004% 1,538,050USD
イーサン・アレン・インテリアズ 0.004% 1,509,358USD
リパブリック・バンコープ 0.004% 1,388,532USD
ワイス・マーケッツ 0.004% 1,238,749USD
RPC 0.003% 1,110,455USD
ネクサ・リソーシズ 0.003% 1,102,287USD
0.042%

※表は2019/9/30時点のバンガード公式HPの値をもとに作成しています。

 

表の値を見ると上位10銘柄は世界有数の大企業がずらりと並び、組み入れ比率も10銘柄だけで26.2%を占めています。

一方で下位10銘柄を見るとあまり知られていない企業が並び、組み入れ比率は合計しても0.1%にも達していません。

このように高配当企業で構成されてはいるものの、時価総額が大きい順に組み入れ比率が決められているため結果として小さい企業の割合が少なくなっているのです。

ドグ
ドグ
全てが大企業で構成されているというのは間違いだよ!

 

次に2019/9/30時点での組み入れ銘柄をセクターごとに見ると以下のようになります。

金融、生活必需品、素材、通信は均等に分かれていませんが、だいたい10%に近い形で配分されていて、バランスのいいポートフォリオだと言えます。

投資信託コストは安いの?

2019/11時点でのVYMのコストは毎年全体の資産に対して0.06%かかります。

さすがのバンガード社というところで他のETFと比べてもかなりコストが抑えられています。

VYM SPY VOO SPYD HDV
0.06% 0.0945% 0.03% 0.07% 0.08%
ドグ
ドグ
 高配当ETF3兄弟(VYM、HDV、SPYD)と比べても一番コストが低い!

その秘密は純資産額の大きさです。

2019/11/9時点の高配当ETF3兄弟の時価総額を比較すると、VYMの時価総額が群を抜いて大きいことがわかります。(参考:Bloomberg)

VYM SPYD HDV
$273.89億 $75.27億 $20.35億

そのため手数料を下げても利益が確保できるため、手数料の安さを実現できるのです。

ドグ
ドグ
時価総額の差にしては手数料に差がないから、今後にさらに期待!

リターンは他の投資信託と比べて高いの?

バンガードシリーズのS&P500インデックスファンドであるSPYと比較します。

条件を揃えるため、2019/6/30時点の実績を基にしました。(配当利回りのみ2019/11/9時点)

1年来リターン 3年来リターン 5年来リターン 10年来リターン 配当利回り
SPY 10.18% 14.00% 10.56% 14.52% 1.78%
VYM 8.66% 10.27% 8.99% 14.15% 3.44%

総合的なリターンはSPYが優れていますが、配当金ではVYMが優っていることがわかります。

VYMの設定時(2006/11/10)から2019/11/22の配当金再投資込みのリターンは以下です。

参考:ETFReplay.com

 

2018年ごろまではほとんど同じリターンですが、最終的にはSPYの方が約20%ほどリターンが上になっています。

参考までにSPYのポートフォリオを以下に記載しますが、成長率の高い情報技術セクターが4分の1近くを占めているため、最近の好景気だとここまでリターンに差が出たと考えられます。

VYMでも配当金以外にキャピタルゲインが期待できますが、資産の最大化を狙うならS&P500インデックスファンド、配当金で不労所得を狙うならVYMと目的を決めて投資することをオススメします。

減配はしない?

VYMの配当利回りの推移は以下のようになっています。

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 平均値
配当金 $1.168 $1.091 $1.327 $1.593 $1.749 $1.908 $2.149 $2.206 $2.401 $2.649 $1.824
配当利回り 3.48% 2.87% 3.14% 3.52% 3.54% 3.06% 3.13% 3.3% 3.17% 3.09% 3.23%

※配当利回りは年間分配金を前年末の株価で割った値です。

 

減配は2010年のリーマンショックの影響を除くとしていないため、それほどの暴落がなければ堅調な増配ができるのは安心して投資ができると言えますね。

VYMは購入するべきか?

今後購入する予定ですが、今は購入を見送っています。

理由は資産の最大化を優先したいからです。

VYMは増配やETFの成長性も十分ですが、資産を増やすためであればS&P500インデックスファンドの方が過去実績は上です。

また資産最大化のために配当金再投資をすると、日本では20%の税金が控除されてからの再投資になるため、配当金の多いVYMではS&P500インデックスファンドよりも投資効率が悪くなります。

今後SPYなどのリターンの方が優れている保証はありませんが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」でもS&P500へのインデックス投資が1つの最適解と言われているのであれば、SPYなどに投資をする方が理にかなっていると考えています。

ドグ
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ぼくも楽天VTIに投資してるよ!

VYMはSPYDと組み合わせるべし

ぼくは安定した高配当を得るためにVYMとSPYDを半分ずつ持つことを考えています。

理由は2つあります。

・SPYDの中型株中心の構成と相性がいい

・リスクを中和しながらも高配当が期待できる

SPYDの中型株中心の構成と相性がいい

SPYDはS&P500の中でも時価総額の低い企業が多く、いわゆる中型株を中心に構成されています。

そのため大型株を広くバランスよくカバーしているVYMと組み合わせることで、大型株も中型株もカバーしたバランスのとれたポートフォリオになるのです。

リスクを中和しながらも高配当が期待できる

SPYDは変動の激しい中型株が多いため、現在は高利回りをキープしていますが、今後も安定した増配ができるかはわかりません。

VYMは大型株を広くカバーしていて安定感は抜群ですが、利回りはHDVやSPYDと比較すると低いです。

そのためSPYDとVYMを組み合わせて弱点を補完し合うことで、高利回りかつ安定感のあるポートフォリオを作れると考えています。

まとめ【安定感のある不労所得として持っておきたい】

今回は高配当ETFのVYMについて書いていきました。

利回りは他の高配当ETFと比べて低いものの、リーマンショック時の減配を除いては安定して増配を続けており、持っていて安心できるETFです。

SPYDと組み合わせて購入することで、安定感と高利回りを兼ね備えたポートフォリオにできるため今後購入をする予定です。

今回の記事がみなさんのお役に立てればうれしいです。

ドグ
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またねっ!

 

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  1. […] 運用資産残高が世界一のブラック・ロックが設定したETFで、SPYD・VYMと並んで高配当ETF3兄弟の1つになります。 […]

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