資産運用

【米国株ETF】SPYDは魅力的な不労所得となりうるのか?

SPYDとは2015年に設定されたETFです。

ドグ
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ETF=投資信託として考えてくれればOK!

4%を超える驚異的な高配当が魅力ですが、投資にそんなうまい話があるでしょうか?

そんなはずはありません。きっとボッタクリ投資信託に違いない。

今回はそんなSPYDについて隅々まで暴いていきます。




SPYDは米国の高配当株をかき集めた超高配当ETF

まずはSPYDの特徴を一覧にしました。(一部参考:SPYD運用実績(2019年6月30日時点))

配当利回り 4.69%
設定年 2015/10/21
経費 0.07%
運営会社 ステート・ストリート(米)
純資産規模 19.71億USD
銘柄数 80銘柄
ベンチマーク S&P500高配当指数
1年トータルリターン 6.76%
3年トータルリターン 9.21%

一番気になるのは配当利回り。なんといっても4.69%は驚異的です。

また配当利回りだけでなく、トータルリターンでも十分な数字を出しています。

ドグ
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トータルリターンは配当金とETFの成長率を足した数字だよ!

配当金だけでなく成長力も期待できる銘柄といえますね。

これらの特徴をもとにSPYDの気になるところを深掘りしていきます。

SPYDのここが気になる

SPYDの運営会社はどんなところ?

手始めに大元の運営会社を調べていきましょう。

運営会社はアメリカのステート・ストリートという企業で、世界で3番目の運用資産残高を誇っています。

ドグ
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日本企業は1つも入っていない。。

ステート・ストリート社は世界でもっとも販売されているETFのS&P 500インデックスSPYを設定した企業であり、ETFを最初に作った企業でもあります。

SPYの資産規模は約28兆円なのでトヨタの時価総額の24兆円よりも大きいお金が動いています。

たった1つの商品にこれだけの金額が動いていることを考えるとステート・ストリート社がどれだけ信頼されているかがわかると思います。

銘柄の選定基準はなに?

銘柄はベンチマークであるS&P500高配当指数を基に決められています。

S&P500高配当指数はS&P500銘柄に組み入れられている高配当株上位80銘柄を均等(1.25%ずつ)に組み入れたものです。

S&P500指数とは米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつで、アメリカ市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています

参考:SMBC日興証券

これがSPYDが高配当の理由です。

2019/11/7時点の組み入れ銘柄上位10社は以下のようになっています。(1年に2回リバランスをするのであまり意味がないかもしれませんが。。)

銘柄 組み入れ比率 S&P500時価総額ランキング
ニューウェル・ブランズ 1.70% 440位
レゲット・アンド・プラット 1.69 % 454位
ウエスタンユニオン 1.63 % 388位
センチュリーリンク 1.58 % 325位
ノードストローム 1.51 % 472位
アッヴィ 1.48 % 44位
シーゲイト・テクノロジー 1.45 % 331位
カーディナルヘルス 1.45 % 328位
AT&T 1.45 % 13位
コティ 1.44 % 420位

S&P500時価総額ランキングは2019/11/9時点のランキングを用いています。
ステート・ストリート公式HPから2019/11/7時点の組み入れ比率上位銘柄を作成しています。

組み入れ上位銘柄のS&P500時価総額ランキングを見ると時価総額の小さい企業が上位になっていることがわかります。

小型株や大型株を全て均等な比率で組み入れると、変動の激しい小型株の割合が突出してしまうためですね。

組み入れ比率が低い銘柄10社も同じようにS&P500時価総額ランキング下位の企業が並んでいることがわかります。

銘柄 組み入れ比率 S&P500時価総額ランキング
メーシーズ 0.85% 479位
エル・ブランズ 0.85 % 480位
オキデンシャル・ペトロリウム 0.91 % 173位
ヘルメリック・アンド・ペイン 0.97 % 483位
ウィリアムズ 1.00 % 217位
ニールセン 1.02 % 455位
マセリッチ 1.04 % 489位
フォードモーター 1.04 % 174位
タペストリー 1.07 % 447位
ベンタス 1.07 % 259位

S&P500時価総額ランキングは2019/11/9時点のランキングを用いています。
ステート・ストリート公式HPから2019/11/7時点の組み入れ比率下位銘柄を作成しています。

S&P500の選定基準には時価総額40億米ドル以上という基準があります。

日本の企業でいうと2019/11/9時点でイオンモール、三越伊勢丹が同じくらいの時価総額となるため、いわゆる大企業がS&P500に組み入れられていることがわかります。

そのためSPYDはS&P500時価総額ランキングの中で下位銘柄が多いため、Appleなどの超大企業は入っていないものの、そこそこの大企業を中心として組み入れられたETFと言えます。

2019/11/7時点の組み入れ銘柄をセクターごとに見ると以下のようになります。

不動産(REIT)の割合が大きいのがSPYDの特徴といえます。

ドグ
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REITは投資信託の不動産バージョンと考えてくれればOK!

投資信託コストは安いの?

投資信託のコストは毎年全体の資産に対して0.07%かかります。

ドグ
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これはかなり安い!

日本のインデックスファンドのランキング一覧を見ると、手数料がどの投資信託よりも安いことがわかります。

安さの秘密はSPYDに集まる資産の大きさです。

ランキング一覧に載っている投資信託と比較すると、どの投資信託と比べても約10倍の資産規模になっています。

このため手数料が低くても利益がでるような仕組みになっているのです。

世界のETFと比べても、遜色ないくらいに頑張ってます。

SPYD SPY VOO VYM HDV
0.07% 0.0945% 0.03% 0.06% 0.08%

同じ高配当ETFであるVYMと比べると少し手数料が高めですが、設定されてまだ日が浅いため資産額が少ないことを考えると、これからに期待です!

リターンは他の投資信託と比べて高いの?

ここではバンガードシリーズのS&P500インデックスファンドであるVOOと比較します。

条件を揃えるため、2019年6月30日時点の実績を基にしました。

1年来リターン 3年来リターン 5年来リターン 配当利回り
VOO 10.31 14.41 10.67 1.93%
SPYD 6.76 9.21 N/A 4.69%

全体的なリターンはVOOが優れていますが、配当金ではSPYDが優れていることがわかります。

VOOでは成長率の高い情報技術セクターが4分の1近くを占めているため、最近の好景気だとここまでリターンに差が出たと考えられます。

SPYDでも配当金以外にキャピタルゲインが期待できますが、資産の最大化を狙うならVOO、配当金で不労所得を狙うならSPYDと目的を決めて投資することをオススメします。

減配はしない?

一番気になるところですよね。

今までのSPYDの配当金推移は以下です。

2016年 2017年 2018年
配当金 1.514USD 1.422USD 1.619USD
配当利回り 5.17% 4.08% 4.32%
ドグ
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すでに減配してる。。。

ただしSPYDの場合だと減配とは少し異なります。

SPYDは先ほども説明したようにS&P500の中で高配当な銘柄を集めたETFです。

そのため減配や株の成長によって上位高配当銘柄80種に該当しなくなった株は、年2回のリバランスによって新しい高配当株と組み替えられます。

ドグ
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定期的な組み替えで安定した高利回りが期待できる!

何かしらの理由で利回りが大きく下がったら、S&P500銘柄で高配当株がないためあきらめましょう笑

SYPDは購入するべきか?

今後購入を検討していますが、今の時点では見送っています。

理由は3つあります。

・資産の最大化を優先したい

・暴落時の影響を見切れていない

・積み立てに向いていない商品だと思っている

ドグ
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1つずつ説明してくね!

資産の最大化を優先したい

もしぼくがSPYDを購入して不労所得生活ができるなら購入を決めましたが、そこまでの資産はありません。

今の優先事項は資産を増やすことです。

資産の最大化という点からみると、先ほども説明したようにVOOよりも大きくリターンが下回ります。

加えて配当金が高いSPYDでは外国課税10%+配当課税20.315%の税金の影響がVOOよりも大きくなります。

そのため資産を増やすことを考えると、まずはVOOなどのS&P500インデックスファンドで資産を最大化することに決めました。

ドグ
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いまは楽天VTIで積立投資をしてるよ!

暴落時の影響を見切れていない

SPYDは2015/10に設定されたETFのため、リーマンショックのような暴落が来た時にどのような影響があるのかまだわかりません。

同じ高配当ETFであるVYMはリーマンショック時に約19%の配当金の下落が起きました。

(参考:バックテストポートフォリオ

ただしVYMでは大型株を中心としてポートフォリオが組まれているため、中型株が多いSPYDではさらに大きい暴落が考えられます。

そのため今は楽天VTIで資産の最大化を行いつつ、SPYDの今後の動向を見ていきたいと思います。

積み立てに向いていない商品だと思っている

ぼくは積み立て投資とは右肩上がりに成長する商品に対して行うものだと考えています。

SPYDは高配当な株から配当金をもらうことを重視しているため、増配や株の成長性を狙うようなETFではありません。

そのため毎月の積み立てよりも、目標利回りになった際に一括で購入を行うほうがETFの性格にもあっているかと思います。

まとめ【SPYDは不労所得として優れた一品!】

今回は高配当ETFであるSPYDに対して書いていきました。

不労所得として購入するには資産がまだ少ないため、今は見送っていますが購入リストに入れるべき商品です。

不労所得生活が見えたころか、配当利回りが期待値になったら購入を考えていきます。

ただまだ設定期間も浅いため、今後の動きには注目です!

今回の記事がみなさんのお役に立てればうれしいです。

ドグ
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またねっ!

 

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