向いてないのに営業に配属されてしまい、辛い日々を過ごしている方もいると思います。
ぼくも理系大学院生としてシステムエンジニアになるキャリアを考えていたのですが、配属を見てびっくり。
「法・人・営・業」という4文字が辞令に出ているじゃありませんか。
周りはぼくが営業に向いてないのは知っていたので、かなり本気で心配されました笑
初対面の人と話すのが苦手、ストレス耐性は無い、リアクションも薄いで営業のイメージとは真逆の存在です。
そんなぼくは営業の仕事をストレスなく過ごすためにいろいろと試行錯誤をしてきました。
今回は今まで培ってきた営業でストレスを軽減させるための8の対策をご紹介します。
対策の中でみなさんのお役に立てるものがあればうれしいです。
Contents
営業でストレスを軽減させる対策について
①聞き手に回る
知らない人の前で話すのが苦手であれば、相手にできるだけ話をさせることを心がけましょう。
人って自分のことを話すのが好きな人は多くて、質問すると質問した内容の3倍くらいの言葉が返ってきます。
営業はひたすら商品について語って、売り込むようなイメージがありますが、むしろ逆。
顧客の要件をしっかり聞いて要件に沿った提案することが大事です。
そのため喋ることが苦手だからと営業職を諦める必要はありません。
むしろ喋ることが苦手だからこそ、無駄に話をせずに顧客の要件に耳を傾けることができるのです。
②リアクションを少し大げさにする
プライベートではリアクションが薄い方も、顧客の前だけは頑張って少しリアクションを大げさにしてみましょう。
ぼくは普段の自分よりも頑張ったらそのほうがストレスになると思っていたんですが、その逆でした。
ずっと静かでいるほうがお通夜みたいな打ち合わせになって、余計にストレスが溜まります笑
少し大げさにしてみると、顧客の表情もやわらかくなりますし、打ち合わせもスムーズに進むのでぜひ実践してみてください。
③商品知識をつける
人と喋ることの何が苦手かって、相手の興味ある話題がわからないから何を話せばいいかわからないんですよね。
さらに相手が食いついた話題でも自分がニワカだと、全然盛り上がらない笑
でも営業だと自分の商品のことを話すということは決まってます。
ということは後は商品知識をつけるだけ!
人がらも大事ですが、商品知識を武器にして戦う営業を目指していきましょう。
④顧客との雑談を深く考えない
打ち合わせ前や一緒に移動しているときに流れる気まずい時間。
話が上手い人はここでアイスブレイクを挟んで打ち解けたりできますが、この雑談が苦手な方も多いと思います。
ぼくはこの雑談の時間が打ち合わせ以上に苦手でした。
そんなときに雑談へのハードルを下げてくれたのが、齋藤孝先生の雑談力が上がる話し方です。
ぼくは今まで雑談に対して自分が思っている以上にハードルを上げていました。
でも本書を読んでからは、雑談だから気負わずに目に入ったものをネタにして、途中で途切れたら本題に入ればいいんだと考え方になりました。
まずは深く考えずに目についたもので話をしてみてください。
⑤営業の種類を変える
営業と言っても種類はたくさんあります。
その中でもストレスを抱えやすいのは個人向け営業や飛び込み営業。
個人向け営業の場合、相手の心理状態によって無視されたり怒鳴られたりとかなりメンタルに来ると言われています。
よく保険の営業がぼくの会社にきていますが、毎回断られながらも立ち向かうあの姿勢は相当強靭なメンタルを持っていると思います。
逆にストレスを抱えにくいのは、ぼくもやっている法人向けの営業です。
担当者と話してみると会社という看板を背負っているため、感情に任せた暴論をいう人はほとんどいません。
また1つの案件規模が大きいため、部課長クラスがサポートすることも多く、気分的にはかなり楽です。
企業にもよりますがノルマが無いところもあるので、一番ストレスの少ない営業職ではないでしょうか。
⑥電話やメールで要件を進める
会話をする上で表情を読むことは大事ですが、逆に表情を読みすぎて話しにくくなることもあります。
そんなときは電話やメールで要件を進めるのが手っ取り早いです。
電話やメールだと自分の会社で会話ができるのでホーム感もありますし、電話で怒られても切ってしまえばその場に空気に耐える必要もありません。
このように内勤で電話やメールを駆使してアポを取ってくる営業をインサイドセールスといって、最近注目を浴びている営業形態です。
企業によってはインサイドセールスが取ってきたアポを外勤の営業(フィールドセールスともいう)が訪問する形態を取っているところもあります。
直接会って話すのが苦手という方は、インサイドセールスという営業スタイルを検討してみてはいかがでしょうか。
⑦仕事だと割り切る
ノルマがなくても顧客の担当者は自分なので、受注しなければというプレッシャーはすごいかかりました。
そこで実践したのは仕事だと割り切ること。
受注するには会社のブランド、見えない競合の存在、顧客の担当者の好みなど自分ではどうにもできない要因が多く存在するため、運の要素もあります。
できる営業であれば逆境を吹き飛ばす力を持ってるかもしれませんが、よく考えてみましょう。
ぼくたちは営業に向いてません。それなら失注してもしょうがないです。
これは現実逃避でなく、自分を守る方法です。
営業をしたくないと言っていたぼくの友人はプレッシャーで体を壊していました。
まずは自分のメンタルが最優先です。
そこから営業で成長する方法を探したり、他のキャリアプランを見つめるのもいいのではないでしょうか。
⑧顧客と仲良くなる
一番難しいですが、一番効果的な方法です。
ぼくも担当した全ての顧客と仲良くなれてはいませんでした。
ですが長く同じ人と話していれば多少なりとも距離は縮みます。
距離は縮んだと言っても飲み会に行くほどではなく、話をしても苦手意識を持たないくらいの関係性です。
この関係でも客先に行くのがすごい楽になりました。
簡単では無いことはわかっていますが、雑談などを通じて少しずつ距離を詰めていきましょう。
まとめ【本気で辛かったら逃げることも考えて!】
法人向け営業という視点からの対策だったので参考にならなかった方もいると思いますが、今まで実践してきたことは全て紹介しました。
①聞き手に回る
②リアクションを少し大げさにする
③商品知識をつける
④顧客との雑談を深く考えない
⑤営業の種類を変える
⑥電話やメールで要件を進める
⑦仕事だと割り切る
⑧顧客と仲良くなる
これでもまだ辛ければ、環境を変えるのも1つの手です。
ぼくは現在運よくシステムエンジニアに異動ができ、営業のときよりストレスを減らして仕事ができています。
といってもぼくの異動はかなりイレギュラーなので、営業職から技術職への異動はかなり難しいです。
しかしそれぞれの能力によっては別職種への変更もできると思うので、まずは社内人事に相談してみるのが良いでしょう。
それでも異動が難しいようであれば、一度転職エージェントに相談してみてください。
ぼくも利用したことがありますが、かなり親身になって相談にのってくれるので、転職をまだ考えてなくても自分の可能性を知る上で利用してみることをオススメします。
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